
TSMC アリゾナ「12ファブ」— 熊本とフェニックス、二つの都市が描く脱・台湾の設計図
4月2日、Digitimesが報じた数字は、業界のスケール感覚を一変させた。TSMCがアリゾナに 12のファブ、4つの先端パッケージング施設、少なくとも1つのR&Dセンター を建設する方向で検討しているという。わずか1年前、「6ファブ」が計...
2026年4月6日

TSMC熊本Fab 2「3nm承認」— "成熟ノード工場"が一夜にして最先端拠点に変わった理由
2024年2月、JASM第1工場が稼働を開始したとき、業界の評価は明確だった。「6〜12nmの成熟プロセス。最先端とは程遠い工場」。それから2年。2026年4月1日、台湾政府がTSMC熊本Fab 2に3nmプロセスの配置を正式に承認した。月...
2026年4月3日

SUMCO佐賀、TEL合志、72件6兆円 — 熊本の「工場誘致」が「生態系形成」に変わった瞬間
先週、3つの「無関係な」ニュースが流れた。SUMCOが佐賀・伊万里工場のシリコンウェーハ増産投資を検討中。東京エレクトロンが合志市の事業所拡張工事を完了。そして九州全体の半導体関連設備投資が72件・6兆円に到達したこと。別々に読めば、それぞ...
2026年3月21日

「産業技術力強化法」改正案が閣議決定された — この一行の裏を読む
「産業技術力強化法の一部を改正する法律案」、3月13日閣議決定——。官報に載ったこの一行を、そのまま読み流した人が大半だろう。だが、この法案の本当の意味は「R&D支援の強化」ではない。日本が半導体とAIに対して、後戻りできない法的コ...
2026年3月17日

世界半導体売上46.1%成長 —— それなのに日本だけマイナスという逆説
3月6日、米国半導体工業会(SIA)が発表した数字が業界を驚かせた。2026年1月の世界半導体月間売上825億ドル。前年同月比46.1%成長。史上最高記録だ。 年間1兆ドル達成が既定路線となる中、同じデータの中で一つの数字が目に留まる。日本...
2026年3月11日

熊本が「人」を準備し始めた —— 半導体人材4万人不足時代の現場
工場は建てられる。装置は買える。しかし人は一朝一夕には育たない。 熊本半導体クラスターが急速に拡大する中、今この地域で最も熾烈な競争は、ウェーハの生産量ではなく人材の確保だ。JASM 3,400人、ソニー合志市新工場、東京エレクトロンR&D...
2026年3月9日

ソニー合志市9,000億円 —「スマホの目」から「クルマの目」へ
ソニー半導体事業の重心が動いている。 熊本県合志市で建設中のイメージセンサー新工場が2026年3月、建屋完成を目前に控えている。3年間の設備投資額は約9,000億円。ソニーセミコンダクタソリューションズ史上最大規模の単一投資だ。 この数字だ...
2026年3月7日

JASM熊本第2工場、3nm確定 —「バックアップ」から「戦略拠点」へ
2026年2月、TSMCは熊本JASM第2工場の製造プロセスを、当初計画の6/7nmから3nmへ大幅に格上げすると発表した。総投資額170億ドル(約2.6兆円)。日本国内初の3nm生産拠点が誕生する瞬間だ。 この決定を単なる「工場アップグレ...
2026年3月5日

工場が「自分で考える」時代 —— Agentic AI、世界41%の加速と日本32.9%の現実
2月最終週、無関係に見える3つの数字が同時に浮上した。「41%」「2030年」「32.9%」。この数字をつなぐと、製造業AIの「次の章」が見える——そこには、Agentic AIという新たなキーワードがある。 前回の記事では、フィジカルAI...
2026年3月5日

TSMCが「限界」を告げた —— 容量飽和の裏で、熊本ファブの意味が変わり始めている
TSMCが主要顧客に最先端ノードの容量制限を通告した——この一報を、単なる「需給逼迫」と読むと、3つのシグナルを見落とす。38%成長でも供給が追いつかない構造変化。「作れない」のではなく「選別」が始まった事実。そして、熊本3nmファブが「バ...
2026年3月4日

TSMC熊本第2工場、3ナノ生産へ転換 — AI需要急増が変えた日本半導体戦略
AI時代の転換点 — 熊本が世界の3ナノ生産拠点に 2026年2月5日、TSMCの魏哲家(C.C. Wei)CEOが高市早苗首相を訪問し、熊本第2工場(JASM Fab 2)の製造プロセスを当初計画の6ナノから 3ナノへ転換 すると発表した...
2026年2月9日

熊本半導体クラスター2026:製造業が知るべき5つの変化と対応策
核心ポイント 熊本県が日本最大の半導体製造拠点として急成長する中、地域の製造業は大きな転換点を迎えている。 TSMC子会社JASMの進出により、品質基準、人材要件、デジタル化レベルのすべてにおいて、従来とは異なる水準が求められるようになった...
2026年2月1日