
SK hynixのCPO論文がNature Electronicsに — AI競争の軸はチップからシステムへ
「半導体メーカーの技術ロードマップが、Nature Electronicsに掲載された」——この一行を学術ニュースとして読み流すと、一番情報量の多い部分を落とします。掲載誌そのものより情報量が多いのは、責任著者の肩書きのほうです。SK...
Aug 24, 2026

Samsung zHBM、HBMをXPUの「横」ではなく「上」に積む — 三つの「10倍」を切り分ける
「HBMをAIアクセラレータの真上に積む」——SamsungがFMS 2026で公開したzHBMは、製品ではなくコンセプトモデルです。この発表で読むべきは性能倍率ではありません。HBMをプロセッサの横に並べるという前提そのものが、設計...
Aug 18, 2026

「サムスン営業利益89.5兆ウォン」の内訳 — 89.2兆はDS部門、MX・ネットワークは0.7兆の赤字
「四半期営業利益89.5兆ウォン、過去最高」——この見出しだけを持ち帰ると、決算資料で一番厄介な行を読み落とします。全社89.5兆ウォンに対し、DS(半導体)部門単独で89.2兆ウォン。同じ資料の中で、MX・ネットワーク部門は0.7兆...
Jul 31, 2026

マイクロン粗利率81%突破——AIメモリが「在庫」から「権力」に変わった日
マイクロンが四半期粗利率81%を初めて超えた。メモリという「最も価格が崩れやすい部品」で、である。この数字を「好決算」として読むと本質を取り逃す。起きているのは業績の話ではなく、メモリの売り手と買い手の力関係そのものが入れ替わったとい...
Jun 30, 2026

TSMC「AIチップ不足は数年続く」——株主総会が露わにしたボトルネックの正体
「AI向けの半導体供給は今後数年、需要に追いつかない」——6月4日の株主総会でTSMCのトップが口にしたこの一言は、単なる景気のいい強気発言ではない。供給制約の正体が、もはや最先端ロジックの製造能力だけにとどまらず、メモリ・パッケージ...
Jun 8, 2026

NVIDIA、台湾に年1500億ドル——「AI時代の本拠地」が再定義された日
「Taiwan is booming」——ジェンスン・ファンが5月27日の台北で放った一言の裏で、NVIDIAは台湾への年間投資額を5年前の10倍に引き上げていた。額面は「AI拠点拡張」だが、実態は本社移転に近い構造変化だ。米国カリフ...
May 28, 2026

マイクロン広島HBM工場、5月着工——1.5兆円投資と政府補助金5,000億円が描く「第3のHBM拠点」地図
「マイクロン、広島に新HBM工場を建設、2026年5月着工」——速報の見出しはこれだけだった。だが、この一行を額面で読むと、総投資額1.5兆円、日本政府補助金最大5,000億円、そして日本初のEUV量産適用という三つのシグナルを見落と...
May 19, 2026

SKハイニックスQ1決算——売上52.58兆ウォンの裏に、HBM57%とDRAMコントラクト+90%の二重構造
「SKハイニックス、Q1売上52.58兆ウォン・営業利益37.61兆ウォン」——2026年4月23日の決算発表はこれだけだった。だが、この数字を額面通りに受け取ると、3つのシグナルを見逃す。この決算は好業績ではない。メモリ産業の構造そ...
Apr 23, 2026

東京エレクトロン・ディスコ・レーザーテック FY2026決算を並べて読む——HBM4/12Hiブームの『本当の受益構造』を装備生態系で分解する
東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテックのFY2026決算が出揃った。三社はどれも『HBMとAIサーバー向けで過去最高』を語るが、数字の伸びかたとコメントの重心を並べて読むと、HBM4/12Hi世代の受益構造は『みんなが平等に潤う』...
Apr 22, 2026

Google TurboQuant「メモリ6分の1」— HBMスーパーサイクルは揺らぐのか
2025年3月25日、Google Researchが「TurboQuant」を発表した。LLMのKVキャッシュを3ビットまで圧縮し、メモリ使用量を6分の1に削減。NVIDIA H100での推論速度は最大8倍。精度損失はゼロ。インター...
Mar 26, 2026

SK Hynix「80億ドル」の一手 — EUV30台と米国上場が描くAIメモリーの未来図
3月24日、SK Hynixがオランダの半導体装置メーカーASMLに約 80億ドル (約1兆1,950億円)規模のEUVスキャナー約30台を発注したと報じられた。ASML史上最大の単一公開受注だ。翌25日には、SK Hynixが米国A...
Mar 25, 2026

AIがメモリを飲み込んだ日 —— DRAM不足の深層と、製造業が直面する「静かな危機」
画像出典:Samsung Semiconductor 2026年2月、世界のメモリ市場に異変が起きている。 Micron CEOのSanjay Mehrotraは直近の決算説明会で、こう認めた。 「現在、顧客需要の55〜60%しか満た...
Feb 24, 2026